2010年度(第6期)の田んぼ

 

1.種まき

2010年3月中旬、米のもみをまく種まきをしました。

約50日で田植えができるぐらいのサイズになります。
その間水やりをしたり、ローラーでつぶして成長を抑制したり…手間のかかる子です。

 

2.しろかき

4月末から5月上旬にかけて、2回代掻き(しろかき)と呼ばれる作業をします。
代掻きは秋・冬の間に硬くなってしまった土を、耕して柔らかくする作業です。

今年の代掻きは農学校の参加者と協力して行いました。

 

3.田植え

5月15日 ついに田植えです。

みんなで進むペースを合わせながら、植えて進んで植えて進んで…

でも、、我慢できなくなった人から泥遊びへ!

冷たくなった体を温めるドラム缶風呂にも入りました。

 

4.稲刈りまで

だんだん暖かくなってくると雑草が生えてしまうので、生えるたびに手作業で除去します。
これが腰にダメージを与えるんです。

そして8月になって稲にも花が咲き始めるころ、雑草のほかにも敵が現れます。
それはスズメです。

スズメのえさになる前にネットを張って守ります。

10月の稲刈りが待ち遠しいです。

 

5.稲刈り

10月9日 待ちに待った稲刈りです!
しかしあいにくの雨…。

雨にも負けず、稲の間から突然出てくるカエルにも負けず、稲を全て刈りました。

その後、束ねて干して今日の田んぼの活動は終了です。

 

6.脱穀・精米

干して約1カ月たったお米を脱穀・精米して白米にします。

まずは昔ながらの足踏み脱穀機で稲からもみをとります。

次に唐箕(とうみ)を使って、中身があるもみと中身のないもみに分けます。

最後に精米機でもみを玄米に、玄米を白米にして完成です。

昼食にみんなでちえのわ新米をいただきました。

 

7.落ち葉拾い

1年間がんばった田んぼは栄養が少なくなりました。

だから、落ち葉を入れて来年の肥料にします。

ただ拾ってまくだけではつまらないので、落ち葉合戦をして遊びながらまきました。

リアカー1杯分の落ち葉はすぐになくなってしまいました。

 

8.正月飾りづくり

まだまだ稲は活用できます。

脱穀時にいらなくなったわらを使って正月飾りづくりをします。

わらを30本1束(10本×3つ)にして、ねじっていきます。

右にねじって、左にねじって…

形を整えて飾りをつけると、立派な正月飾りができました。

 

9.ぬか漬けづくり

今年度、田んぼの最後の作業はぬか漬け作りです。

精米した後のぬか(玄米の部分)は食べられません。

でもぬか床をつくって有効活用しましょう。

最初にぬかを炒ります。
きなこのようなにおいがしてきます。

ぬかを冷ました後、塩水やトウガラシを入れてかき混ぜます。

その後1週間ぐらい毎日かき混ぜて熟成させるとぬか床の完成です。

農学校ではかぶをぬか漬けにして食べました。